マルチフォーカルIOL(遠近両用眼内レンズ)とは

マルチフォーカルIOL は、2000年くらいから始まった治療法で、遠くも近くも見えるようにする遠近両用眼内レンズの挿入手術です。

 

そもそもこの遠近両用眼内レンズは、白内障の治療として使用されてきました。その中で白内障と同時に、老眼も解決してしまおう!と発想からきている治療法です。

 

これまで白内障治療で使用されてきた眼内レンズは、一点にピントを合わせた「単焦点」とうのレンズでした。しかし、光学の進歩により光を遠くと近くへ分けるタイプのレンズが登場してきたのです。要するに、遠近両用のコン夕クトレンズを目の中に入れてしまうようなイメージです。

 

この治療方法は、光を遠近に分散するために、単焦点に比べて、コントラスト感度が少し落ちること、夜間のライトや光がにじんで見えたり、まぶしく見えることがあります。

 

コントラスト感度とは、白黒つまり明暗の濃淡に対する見え方のことで、コントラスト感度が低下すると、見え方のクリアさが欠けたり、暗い所では見づらい状態になるというデメリットもあります。

 

また、遠近両用眼内レンズの挿入は保険適応にならないため、自費診療となり非常に高額(約50万円)です。画期的で効果が高いとされていますが簡単に治療に踏み切れないのも事実です。

 

対して単焦点のレンズでは、保険適応となり見え方は非常にクリアです。しかし、ピントが一点にしか合いませんから、メガネが必要になります。
どちらの方法がよいのか、どのような見え方がいいかは、その人のライフスタイルによって異なります。

 


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